熊本県と鹿児島県の県境に位置する水俣市、少し内陸に位置する桜野上場にて昭和2年から3代にわたってお茶を栽培している松本さんの元を訪ねました。
SANでは「No.3 釜炒り茶」を取り扱わせていただいております。
昭和2年に初代が開墾することろから始まった茶園の歴史を伺いながら、代表の松本さんに茶畑を案内していただきました。
先代から受け継いだ製茶の機械や、台湾から輸入した機械などを自由自在に操り、松本さんが作りたい理想のお茶を探求し続けています。
松本さん曰く「日々、学びが止まらない。」とのことで、熱いパッションを感じました。
茶畑からの景色。遠くには霧島が見えます。
それぞれの特徴が際立つ、品種もののお茶だけでなく、昔ながらの在来種も大切に活かしたいとの理念から、周辺のお茶農家さん達と協力し合い、在来種の育成にも取り組まれています。
綺麗に刈り込まれた茶の木たち。
在来種の畑は、厳密に言えば一本一本の茶の木が異なる品種のため、成長の具合に差があり、ぼこぼこに芽が伸びてくるそうです。
さまざまな品種が混ざっているということが、味の奥行きや深さにも影響しているのだと実感しました。