SANのブレンドティーは、淡路島を拠点に活動するアーティスト・和泉侃率いる「Olfactive Studio Ne(オルファクティブ・スタジオ・ネ)」が香りの設計を手掛けています。ハーブの栽培から蒸留、ブレンド、そして繊細な着香作業までを一貫して協業。今回、彼らが育てているヨモギが収穫期を迎えたと聞き、私たちは現地を訪ねました。

ヨモギは、古来より「ハーブの女王」とも呼ばれ、日本人の暮らしに寄り添ってきた代表的な薬草。清々しい香りと、内側からじんわりと温めるような心地よさが特徴です。お灸の原料である「もぐさ」や、食用の「よもぎ餅」など、その用途は多岐にわたります。
兵庫県淡路島は、日本でも有数の日照時間を誇る場所。燦々と降り注ぐ太陽の光と、四方を海に囲まれた土地特有のミネラルを含んだ潮風。この厳しいながらも豊かな自然環境が、ヨモギの香りをより力強く、奥深いものへと育て上げます。
SANで扱うハーブは、もちろんすべて農薬、化学肥料ともに栽培期間中不使用。雑草に混じって力強く自生するヨモギを、一つひとつ目で確認しながら手摘みしました。

収穫したばかりの新芽は、独自の温度帯を保つ低温乾燥機へ(写真:右)。何日もかけてゆっくりと水分を飛ばすことで、ヨモギ本来の鮮やかな色と、鼻を抜ける芳醇な香りを閉じ込めます。
そして「No.4 釜炒り茶」とのブレンドを経て「No.102 釜炒り茶 × ヨモギ」へ仕上げます。淡路島の春の息吹を、ぜひ一杯のお茶で感じてみてください。